花日記No12は、フラワーサークルで新作のわら釉の花器に縁起物の南天
をなどを生けたものです。
剣山やフローラルフォームを使わずに、太めのワイヤーを丸めて入れたもの
に生けるというおもしろい生け方で、まず中心に白の菊を3輪高さと角度を変
えて生け、左に南天の実と葉を横と上からしっかりと入れ、レウカデンドロン
の1本の3分の1程度上を左後方にさりげなく入れ右横には下の部分の長さ
と角度を変えて入れています。最後にベアグラスを右側にはたっぷりと入れ、
少し右から左に流れを変えて入れてみました。
やさしいわら釉の花器が白い菊を一層引きたて、古くから「難を転じる」と言わ
れる縁起物の南天の赤が秋から冬への色合いを表現し、レウカデンドロン
とベアグラスが全体の大きさや流れを演出している感じです。
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