平成24年度全国伝統的工芸品公募展に出品しました樋口大桂の下記の作
品が入選しましたので、ご紹介させていただき展覧会の詳細をご案内させて
いただきます。
ご案内が遅くなりましたが、会場・日程は下記の通りでございますので、ぜ
ひ、ご高覧いただければ幸いでございます。
東京出身の樋口大桂が、40年余前に東京のデパートで開催中の「日本伝統
工芸展」で見た三輪休和翁の作品にあこがれたことがきっかけとなり、萩で
の生活が始まりました。
その時の作風が「休雪白」と称される風合いで、しっとりした白にところどころ
に見える地肌との何とも言えないやさしい雰囲気の作品でした。
萩の窯元での10年の修行を経て独立・築窯し、長い年月をかけて試行錯誤
の結果、天然の藁灰を掛けて焼成しその白の色合いに納得のいく作品が出
来上がり、作風を「鬼白」と命名しました。
その後、多くのお客様にご愛顧いただき大人気の作風となりましたが、難度
が高いことには変わらない作風です。
ただ、樋口大桂自身はこの作風への強い思いを維持しつつ、今でも作陶の
度にとても緊張しながら作陶しています。
昨年10月、萩焼の伝統工芸士の試験を受験しました。12月の結果発表ま
でに、平成24年度の伝統的工芸品公募展の出品作を作陶し出品しました。
9回目の出品となる昨年は、原点回帰という意味もあり鬼白の茶器を出品し
て入選、又、伝統工芸士の試験も合格し二重の喜びとなりました。
◎平成24年度 全国伝統的工芸品公募展
◎会 期-平成25年1月4日(金)~ 15日(火)11:00 ~ 19:00(最終日17:00)
◎場 所-伝統工芸青山スクエア
〒107-0052東京都港区赤坂8-1-22 赤坂王子ビル(電話 03-5785-1301)
◎主 催-一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会
◎後 援-経済産業省・中小企業庁・日本商工会議所・
全国商工会連合会・全国中小企業団体中央会
◎テーマ-「未来に続く日本のよいもの」