至高の鬼白と掛け外しの緋色がありベーシックな瓜形の壷の大
・本体径約33.0cm ・高さ約25.0cm ・重量約5400g
「壷」とは・・・食糧の貯蔵や水・酒などの飲料の運搬という用途に用いられる器という解説があり、墨壷・茶壷・蛸壷などにあるように遠い時代から身近な生活用品として作られてきたという歴史と共に、世界各国や日本国内の各美術館に収蔵されているように美術的要素のある作品でもあります。
やきものは実際の重量より2割~3割増しの陶土で作り始め、削り・乾燥・焼成によって軽くなっていきます。
大物作品と言われるつぼは相当量の陶土で作り始め一気に作り上げていきますので、小物作品とは違う技術や集中力・体力を要します。
樋口大桂はいろいろな大きさの壷をいろいろな作風で作っておりますが、すべて限定作品としてご案内させていただいております。玄関先・リビング・和室など多様な場所にそのまま置いて楽しむ装飾的要素が強い作品の壷ですが、生花や造花をアレンジすることもできますので萩焼の壷のある癒しの空間をお楽しみください。
樋口大桂が萩焼を作ることを志したきっかけは、学生時代に萩の古い窯元の10代目がその窯元に代々伝わる釉薬を掛けて作った作品を展覧会で観たことでした。
その後、多くの経験を積み重ね修業時代を含む作陶歴20年の時を経て、天然の原材料で作った樋口大桂オリジナルの釉薬を完成させ焼成し、初めて納得のいく作品が出来上がった時にこの作風を【鬼白】と命名しました。
この作風はまずこの釉薬を作る準備を慎重にすることから始め、その後、ろくろで作る工程においてもこの風合いに合う形作りや釉薬がけをし最後に最難関の焼成となりますが、全工程が緊張の連続のため初めてこの作風ができてから年数を経ていてもその都度とても難しいです。
鬼白は他のわら釉薬を掛けた作風とは違うしっとりとした白さがあり、その白さの中に表現された皹紋と全体の絶妙なバランスが特徴です。ただ、鬼白の焼成は時に全滅することもあるほどに高難度で、その特徴をパーフェクトに備えているものは1割程度しかなく、その出来栄えによってランク別にしております。
樋口大桂にとって運命ともいえる鬼白は、自身が陶芸家人生を全うし終える時まで作り続けたいと願っているものですが、難しい点が多々ありいつ作陶中止となるかは不明です。
萩焼伝統工芸士・樋口大桂が伝統的工芸品萩焼としての規約を遵守し、国産の天然原材料を使い全工程を手作業でしております。一つ一つ寸法・重量・色合い・風合いが微妙に違いますので、悪しからずご了承くださいませ。
当店では未使用・無破損・特別オーダー以外であれば到着から10日以内の返品・交換を承っておりますが、注文前に「今、この作品を注文したらどんな感じの作品が届くのだろう?」「贈り物にしたいけどどんな作品なのだろう?」と思われる場合、お時間をいただき(1~2日程度の営業日)、お送りできる作品の写真を撮りメールを送信させていただきます。
◎鬼白の皹文がよく出ており掛け外しによる緋色とのバランスが絶妙な風合いにベーシックな瓜形の壷の大です。
◎CDケース2枚の上に置いた状態です。作品の寸法の比較にされてください。
◎底部は丸高台で中に「大桂」の作家印があります。
【お願い1】
・当店では割れないようにエアパッキンでしっかり包み、緩衝材用の新聞紙を多めに入れて荷造りをし発送させていただいております。
・箱をご希望の場合は、下記にて木箱を別途ご注文くださいますようお願いいたします
・木箱はご注文いただいてから別注での誂えとなりますので、発送までに10日~14日程度の日数を要することとなりますが悪しからずご了承くださいませ。(※年末年始・大型連休の前後などは別途日数を要します。)
●このページを下にスクロールしていただき「お買物ガイド」の上に、箱注文用のお買い物カゴがございます。
●箱入りの場合は当店のオリジナル包装紙での包装・ギフト対応(のし紙掛け・メッセージカード)を無料で承ります。
【お願い2】
作品のご説明・作家のご紹介・萩焼の特徴・お取り扱い方法などを下記にてご案内しておりますので、ご注文いただく前にご一読いただきますようお願いいたします。