御本手(ごほんて)という作風にひさご形のぐい呑です。
日本酒をお召し上がりになる際や日本酒がお好みの方への贈り物としておすすめです。
土のぬくもりの伝わる手作りの酒器で一層美味しいお酒を召し上がれば、癒しがプラスされご自身への1日のご褒美になることと思います。
・外寸法-径約61mm×高さ約53mm ・作品重量-約76g ・満水容量-約70cc
・電子レンジ・食器洗浄乾燥機の使用OK 直火・ガスオーブン・冷凍庫の使用はNG
当店ではこの器で一層美味しくお召し上がりいただくために、口当たり・持ちやすさ・安定感などを意識して作っております。
又、当店は【伝統的工芸品萩焼】として作陶しており和食器には薬品によるコーティング処理をしておりませんので、一層美味しいお酒をお召し上がりいただくことができます。
【酒器とお酒の相性】
酒器の形や大きさによって、日本酒の香りや味わいが違うと言われております。
又、お好みのお酒の種類によってそのお酒の美味しさの適温(冷酒・常温・ぬる燗・熱燗など)が違うことから、酒器の口作りの広がり・全体の大きさなどにも相性の良さがあるようです。
その日、召し上がるお酒によって酒器をお選びいただくことで、日本酒を召し上がる楽しみが一層広がるかもしれません。
◎香りが高いお酒-口径が広がった形状の酒器
◎熟成タイプのお酒-美しい色調の酒器
◎軽快なタイプのお酒-小さめの酒器
◎コクのあるタイプのお酒-じっくり召し上がれる酒器
【ぐい呑と盃・酒注ぎと徳利の違い】
お酒を入れる器(酒注ぎ・徳利)と呑む器(ぐい呑・盃)の取り合わせによってもお酒の味わいが違うと言われております。
お酒と酒器の相性にさらにプラスして、ご自身がお好みの日本酒の召し上がり方を探してみられてはいかがでしょうか。
◎ぐい呑-底が深く大柄な器を指すと言われており、当店では深さのあるものをぐい呑としており豆小鉢してもお使いいただけます。
元々は茶事の向付として珍味を入れていた器で、珍味を食した後にこれに酒を入れて呑み始めたことがぐい呑の始まりとされ、茶の文化と共に育ってきた歴史があり「侘び寂び」の美的感覚が取り入られ酒を楽しむための道具として進化してきたと言われております。
◎盃-平らな器を指すと言われており、当店では浅めのものを盃としております。
※お猪口(ちょこ)とは、一口や二口で酒を飲み干せるサイズの器を指すと言われており、当店ではお猪口というカテゴリーはございません。
◎徳利-首が細く下部が膨らんでおり、主に日本酒を注ぐために使われる器
※一般に徳利を銚子(お銚子)と言われることがありますが、本来、銚子は注ぎ口と柄の付いたもので、神道式の結婚式などで用いられているものを指し誤用と言われております。
◎酒注ぎ-器の縁に酒を注ぐための注ぎ口が付いていることから片口とも言われておりますが、当店では装飾的に片口にしている器があることから酒注ぎとして分類しております。
〇徳利と酒注ぎの違い ・徳利は細い首があることで燗酒が冷めにくいといった反面、器を洗浄しにくいという点があります。
・酒注ぎは口径が大きいことから燗酒が冷めやすいといった反面、器を洗浄しやすく湯冷ましやドレッシング入れにもご使用いただけます。
「酒器のお取り扱いについて」
〇器にやさしいお取り扱い-お使いいただく前に器を水につける(アルコールの糖分によるカビの発生を抑制します。)
〇酒器の「萩の七化け」について-お酒は色がないため先にお茶などを入れ変えてから、味わいを楽しまれる方もおられます。
〇酒注ぎ・徳利で熱燗を召し上がる場合-お酒を入れる前にしばらく水につけておき、別の器具で燗をしたお酒を入れて下さい。
〇徳利に花を生ける場合-安心安全のため食器には薬品による水止めをしない方針により水指漏れの可能性があり、漏れ止め処理をしてからご利用ください。
「御本手という作風」
伝統的工芸品萩焼の指定材料にある萩焼の基本となる「大道土」に赤土を混ぜ砂を入れて水曳きし、乾燥させながら高台や高台脇を削り全体の形を整え、さらに乾燥のタイミングを計りながら生地とは違う化粧土の中に浸けて掛けるずぶ掛けという技法で化粧掛けを施します。 しっかり乾燥させてから素焼きをし、木灰釉を掛けて還元焼成で本焼きをし窯出しをして焼ヒビなどが無いかをしっかりチェックして完成となります。
御本手は生地のグレーの上に淡いグレーや白みが重なり、所々に窯変による赤みや白みを包む赤い斑点があるなど、いろいろな色合いを織り成しているのが特徴ですが、窯変によるものは焼成してみないとわからず多くある場合は紅葉・少なめの場合はホタルと表現され、古萩にも残っているようにポピュラーで人気のある作風のひとつです。
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【ギフト対応について】
◎各箱(木箱・紙箱)をご希望の場合は、このページの下に各箱のお買い物カゴにて別途ご注文くださいますようお願いいたします。
◎箱入りの場合は当店のオリジナル包装紙での包装・ギフト対応(のし紙掛け・メッセージカード)を無料で承ります。
【作品に関して】
萩焼伝統工芸士・樋口大桂が伝統的工芸品萩焼としての規約を遵守し、国産の天然原材料を使い全工程を手作業でしております。寸法・重量・色合い・風合いが一つ一つ微妙に違いますので、悪しからずご了承くださいませ。
出来るだけ色や質感がわかりやすいように複数の照明や白の背景板を使って撮影してますが、照明の映り込みが多くある際は風合いを損ねない程度の修正・補正・加工をし、逆に修正が難しい場合はそのままにしていることもございますので、悪しからずご了承ください。
【萩焼の特徴-萩の七化け】
萩焼は伝統的工芸品萩焼の指定材料である「大道土」を主に使いますが、この陶土が焼き締まらないという特性がある為、生地を素焼きし釉薬を掛けて本焼きをするという工程で作ります。焼成後、生地と釉薬の収縮率の違いにより貫入(かんにゅう)が起こります。器に色見のある水分を入れると、この貫入に染みご使用の度合いによって風合いが変化していくことを「萩の七化け」と言われ、作り手が作ったやきものを使い手が育てていくと言われる所以です。
私どもはこの特徴を尊重し時流に流されることなく伝統的な萩焼を守りたいという精神と、お客様のことを大事にしたいという想いから、器へのコーティングをしないという方針を貫いておりますので、電子レンジ・食器洗浄乾燥機をお使いいただけます。日々の暮らしの中で、萩焼の特徴をお楽しみいただきつつ安心・安全にお使いいただければ幸いです。
【在庫について】
当店は実店舗と自社サイトにて在庫を共有しておりますので、ご注文のタイミングによって在庫切れの場合は悪しからずご容赦くださいませ。
【荷造り・発送について】
安全にお届けするために、作品をエアパッキンでしっかり包み、緩衝材の新聞紙を多めに入れた段ボールに詰めて荷造りし発送しております。
お取り扱い方法などを詳細に明記した紙を同梱いたします。
【器にやさしいお取り扱い】
・初めてのご使用時 → ほこりをとる程度の洗浄でOK(使用前の煮沸消毒は不要)
・ご使用後 → 一般的な台所洗剤で洗浄ししっかりすすぎしっかり乾燥させて収納
・茶しぶの除去 → メラミンフォームのスポンジでこすり洗い
・湯通しのおすすめ→ 大きめの鍋にうつわと水を入れ30分程度煮沸させる
・ご使用前後に水に漬ける → 油分・糖分(アルコール)・醤油などでご使用の際
【お気軽にお問合せください!】
何かお気になることがございましたら、下記までお気軽にご連絡ください。
電話 0838-22-1447 メール higuchi@taikeian.net