当店は樋口大桂が萩焼伝統工芸士としての自信と誇りを持って作る伝統的工芸品萩焼専門窯元であり、樋口大桂が作った作品を実店舗とWEBサイトでご紹介する小売店です。
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萩焼伝統工芸士・樋口大桂
萩焼伝統工芸士・樋口大桂
認定萩焼伝統工芸士-樋口大桂(ひぐちたいけい)
・1955年生 ・東京都大田区出身 ・尊敬する陶芸家-三輪休和先生・荒川豊蔵先生 ・趣味- 陶芸
●所属 ・日本工芸会山口支部(こちら) ・萩陶芸家協会理事(こちら) ・萩焼伝統工芸士会監査
東京に生まれ育った私は高校生の時、萩の三輪休和氏・志野の荒川豊蔵氏の作品の吸い込まれるような魅力に感動し憧れ、いつか自分もそんな作品を作りたいと思うようになりました。
1975年・東京デザイナー学院工芸科を卒業し萩に移住、10年間の修行を経て独立・築窯、1990年・山口県美術展に茶盌が入選したことを機に1991年・現在地に工房と店舗である「陶房大桂庵樋口窯」を開店しました。
萩焼を「日本人の美意識が生んだやきもの」と位置付け伝統にオリジナリティーを融合させた作品を生み出すと共に、萩焼伝統工芸士として伝統的工芸品であることのこだわりを大切にし現在の生活スタイル及びその空間に存在感のある作品の作陶をしております。
又、萩焼が陶土・釉薬(木灰釉・わら灰釉・鉄釉)・焼成(酸化・還元)により表現されるやきものであると考え多くの作風を作り出してきましたが、休和氏の『休雪白』への憧れの思いが止むことはなくその取り組みには長い年月を要しながらも、その皹文が多すぎず少なすぎず降り積もる雪のようなしっとりとした白を見ることができた時に『鬼白』と命名しました。
しかしながら、この作風は釉調の変化をどのように表現するかが難しくこれからも緊張の挑戦を続けていくと共に、鬼白に違う釉薬を掛分ける技法による作陶など鬼白の新たな挑戦にも取り組み、陶芸家としての成長に終わりのない作風となっております。
又、古萩にもある鉄釉薬は調合や焼成により変化に富んだ表現が出来るものとして、これからも挑戦し続けていきたい作風のひとつです。
10代で憧れたこの道を、20代・30代は一心不乱・無我夢中で挑み、40代でこの道を天職と思い、60代でやっとこの道に生涯を捧げる思いに至り、これからも勇猛精進を続ける覚悟で作陶していきたいと思っております。
【樋口大桂の陶歴】
1973年 東京デザイナー学院工業工芸科で陶芸の基礎を学ぶ
1975年 萩の窯元で修業
1977年 第26回萩市美術展入選【壷】
1985年 萩で独立・薪窯(単窯)築窯
1985年 ガス窯築窯
1990年 第44回山口美術展入選 【鬼萩茶碗】
1991年 店舗「陶房大桂庵樋口窯」開店
1992年 第89回九州・山口陶磁展入選 【萩化粧線紋壷】
1992年 第10回田部美術館大賞「茶の湯の造形展」入選【萩井戸形茶碗 】
1993年 第30回九州・山口陶磁展入選 【萩化粧線紋八角壷 】
1995年電気窯築窯
1996年 第93回九州・山口陶磁展入選 【結晶釉輪花二重口壷 】
1996年 第1回アジア工芸展入選 【壷-陶花結晶吹雪 】
1996年 第34回朝日陶芸展入選 【結晶釉輪花組鉢】
1996年 横浜・高島屋「樋口大桂作陶展」開催
1997年 第14回田部美術館大賞「茶の湯の造形展」入選 【彩釉六角水指 】
2000年 第35回西部工芸展入選 【萩化粧掛分壷】
2000年 横浜・高島屋「萩作陶二十五年樋口大桂展」開催
2002年 第49回日本伝統工芸展入選 【萩緋色掛分壷】
2002年 日本橋三越本店「萩陶芸家協会選抜展」出品
2003年 日本工芸会山口支部伝統工芸新作展支部長賞受賞 【化粧掛分窯変花器 】
2004年 第29回日本伝統的工芸品公募展入選 【鬼白丸組皿】
2005年 第30回日本伝統的工芸品公募展入選 【鬼白綴目組鉢 】
2006年 第31回日本伝統的工芸品公募展入選 【緑星釉木の葉組鉢 】
2007年 第32回日本伝統的工芸品公募展入選 【掛分け丸平鉢 】
2008年 第33回日本伝統的工芸品公募展入選 【萩掛分け組鉢 】
2009年 第34回日本伝統的工芸品公募展入選 【萩掛分け七角鉢揃 】
2010年第35回全国伝統的工芸品公募展入選 【鉢鉄赤釉末広】
2011年第36回全国伝統的工芸品公募展入選【組皿黒釉わら流し丸】
2012年第37回全国伝統的工芸品公募展入選【茶器鬼白丸鉄砲口汲出し朝顔】
2013年萩焼伝統工芸士認定される
2013年平成25年度全国伝統的工芸品公募展入選【青釉の酒器とフリーカップ】
2014年平成26年度全国伝統的工芸品公募展入選【鉄釉抹茶碗】
2017年平成29年度全国伝統的工芸品公募展入選【彩季豆小鉢(さ・く・ら)(も・み・じ)】
2023年令和5年第46回山口伝統工芸展【朝日新聞社奨励賞】受賞